コジビ社 マイカ製品 COGEBI |
三友貿易株式会社 |
PTPテクノロジー コジビ社は、画期的なVPIテープ用新技術を開発しました。 ガラスファイバー又はポリエステル裏打材と、マイカーペーパーとの間の接着剤を、従来のスプレー方式又はパウダー方式に換え、ポイント方式の採用に成功し、既に日本国内にも納入を開始しています。PTP方式とは、裏打材の繊維が交差する部分(右の赤色部分)にのみ、接着剤を塗布する技術です。 これにより、テープが柔軟になることによる作業性の改善、VPI絶縁性能の改善、作業時間の大幅短縮、テープ層間固着防止、無溶剤レジン使用による環境改善、コストダウン等数々の利点がもたらされました。
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裏打ち材が交差するポイント (赤色)にのみ接着剤を塗布 |
裏打ち材と接着剤 マイカテープはその形状を保持するためにバッキングと呼ばれる裏打ち材が必要です。 通常、裏打ち材には、ガラスファイバー又ポリエステルフィルムが使用され、マイカとの接合のために接着剤が使用されます。 この接着剤は、全面に塗布されてきました。 マイカテープを、モーター及び発電機製造のVPI(真空含浸)用として使用する場合コイルにテープを巻いたあと、レジンを含浸します。 テープ巻きの工程までは、裏打ち材と接着剤が必要ですが、レジン含浸工程では、接着剤が含浸を邪魔することになります。従って、この接着剤の量は少ないほど良いことになります。 |
VPI工程におけるメリット 1.含浸スピードが速くなります。概ね従来の約半分の時間でレジン含浸を完了することが出来ます。 2.テープレイヤーの最下層まで十分に含浸されますので、絶縁性能がアップします。 3.温度を上げて粘度をあげる必要性が軽減されます。含浸が入りやすくなるためです。通常、温度をあげると絶縁性能が劣化しますので、これを抑えることにつながります。 4.時間短縮により、ポットライフが短いレジンも使用可能になります。用意したレジンの殆どを使いきることができるようになり、これまで、破棄せざるを得なかった残留レジンの量を大幅に短縮することができます。 5.無溶剤レジンの使用が可能になります。地球環境改善に大きく寄与することになります。 6.トータルコストダウンが約束されます。 |
PTP技術とは? 今般、コジビ社が開発に成功したPTP技術は、予め意図した点にのみ、接着剤を塗布する技術です。 VPI用マイカテープは、裏打ち材繊維が交差する点にのみ、接着剤を塗布します。 |
巻き線工程におけるメリット PTP技術は、VIP工程のみならず、巻き線工程においても画期的なメリットをもたらします。 1.テープ自体がフレキシブルになり、巻き線作業がやりやすくなります。 2.余剰接着剤が沁みだして、テープレイヤー間が固着を起こすブロッキング現象がなくなります。 |
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